ポタフェス2024冬 秋葉原に行きました。

イヤホン

こんにちは。

今回はポタフェス2024冬 秋葉原に参加したのでイベントの感想を述べていきたいと思います。

少しでも、イベントの雰囲気を感じられたら幸いです。

ポタフェス2024冬

ポタフェスについて

過去記事にも触れているので、さらっとだけ。

ポータブルオーディオフェスティバル(通称:ポタフェス)とは世界中のイヤホン・ヘッドホンが集まる国内最大級のポータブルオーディオ展示試聴イベントです。

世界中のイヤホン・ヘッドホンなどポータブルオーディオに関するブランドが一堂に会し、 最新のモデルを試聴できる国内最大級のイベントです。
 
会場内には話題のワイヤレスイヤホンや、ハイレゾ対応のポータブルオーディオプレイヤー、 お求めやすくて音も良いコスパに優れた製品など何でも揃っています。
 
また、各ブースにはブランドのスタッフがおり、皆さまにオススメのポイントや製品の使い方をご紹介します。親切丁寧にご案内するので、初めての方でも安心して楽しめます。
 
そのほか、アーティストやタレントのトークショーや、音楽やオーディオをもっと楽しむためのイベントなどを開催。お気に入りの音楽や動画を、もっと良い音で聴けば、もっと好きになれるかも! 良い音を見つけにぜひポタフェスへご来場ください!

引用元:ポタフェス2025公式

ポタオデ愛好家の方のみならず、イヤホンやDAPなんてよくわからない初心者の方でも楽しめるイベントになってます。

ポタオデ知識のある方だと、自分が気になっている新製品や試作品、既製品の試聴がメインになると思います。

会場内の様子

今回も2日間フルで参加しました。

なんとなく前回よりも人が多いように感じました。

私がよく行くブース(MUSIN、アシダ音響等)は前回と比べてスペースの広さが変わっていたり、案内や展示のやり方を変えていました。

MUSINは取り扱いブランド毎にテーブル分けされており、試聴席がフリー席多めでした。驚いたのがフリー席でも参考展示品が聴けたことです。一応整理券席の人が優先でしたが、展示品も複数あったのでフリー席でも大体聴くことは出来ました。

アシダ音響は今回アイドルグループとのコラボ機種が発売されたこともあってか、スペースが広く試聴時間も制限されていました。

NICEHCKは今回も大人気だったようで、後から整理券対応になったらしいです。
(自分は訪れてないので詳しくはわかりません)

1日目で聴けなかった機種や当日のノベルティ情報も踏まえて2日目に挑みましたが、やはり前回同様うまくいきませんでしたね。

それでも気になっていた物はあらかた聴けましたし、良い物も見つけられました。

自分が行ったブース(一部)前編

聴いた機種など簡単に書いていきます。
聴いたけど(良い悪い関係なく)印象に残らなかった物や感想が出なかった物はコメントを省略します。
ご了承下さい。

紹介する機種の日本の販売価格は一部を除いて、eイヤホンWEB本店価格を参照にしています。
海外価格は日本円換算で大体これくらいかな?って価格表記にしてます。

NUARL

新作のワイヤレスイヤホンがありましたが、無線イヤホンは購入範囲外なのでスルー。

スタッフの方から、製品の技術的な事や海外のオーディオ事情が聞けて良かったです。
特に日本でやけに叩かれているMMCXについて。この話題は荒れるので詳細は伏せますが、2pinがMMCXより大きく優れているということはなく、2pinとMMCXもどちらにも良い点、悪い点はあるということです。
双方の違いをしっかり調べて、自分に合った物を選びたいですね。

DAPを変えたので、旧製品ですが再度Overtureを試聴。相変わらずバランスの良い音でした。
値段も下がっているようなので、ミドル帯のイヤホンではおすすめです。

MUSIN

SHANLING M8T

真空管搭載DAP。通常・真空管・ブースト真空管?の3つのモードがあるようです。
立ち上がりは暖かく、柔らかく沈み込むような深い音が印象的。 真空管の良い音がしっかり出ており、 個人的には低音が気に入りました。

海外だと約22万~24万ほど。予算があれば、次の買い替え候補です。

iBasso DX340

同社のエントリー~ミドル帯のDAPよりも、洗練されて整ったバランスの音場と爽やかで繊細な音が印象的でした。
高級機らしい上品さを感じられます。

グローバル価格は約26万ほど。

iBasso Nunchaku

真空管搭載のドングルDAC。自分のスマホとうまく接続出来ず、満足に聴けなかった為感想はなし。

見た目はまんまDC-Eliteですが、中身は違います。
音量ダイヤルが他の製品でよく使われる物になっているので音量調整がしやすくなりました。
音質優先ならDC-Eliteの仕様の物が良いですが、あちらは不評の声が多かったですし、こちらは安価モデルなので使い勝手を優先したのかもしれません。

TANCHJIM

展示のみで試聴が出来なかったイヤホン。うまく撮れなかったのでスマホカメラでもパシャリ。

ORIGINがベースとのことですが、説明を聞いた限りでは全然別物になりそうです。
それとイヤホンを保護するカバーみたいな物も検討しているようです。

最近は浅野てんき(このメーカーの看板キャラ)も製品の一要素として売り出しているので、このような施策はファンにとっては嬉しいでしょうね。

今回の浅野てんきちゃんの景品群。
前回と違い、SNSのフォローでスクラッチくじが引けました。

TANCHJIM MINO『星芒の羽』

聴いてないけど可愛かったのでパシャリ。(笑)
既製品のMINOと音は同じですが、こちらはパッケージから本体、付属品まで浅野てんきに染まっています。

アリエクで約8000円弱。

Campfire Audio

Campfire Audio Clara

発表時期的にポタフェスに間に合わないと思っていた機種がなんと置いてありました!
すごく気になっていた機種なので聴けて良かったです。

筐体がクリアの方が通常版で、下のチタン筐体が限定版です。

低音がやや強めですが、全体的には厚みがあってバランスがよく楽しい音でした。
ロックとの相性が良かったです。
深夜廻のテーマを試聴曲の1つにしているのですが、この曲がかなり壮大になって驚きました。

通常版はアストロリスと同じく30万円台・・・
予算があれば欲しい機種です。

リアルアシスト ミミソラ

NIPO N2

気になっていたメーカーの機種が委託展示されていたのでしっかり聴いてきました。

高価格帯にふさわしい上品で聴きやすく、バランスの良い音でした。
本当はA100(ポータブルDAC)の試作機を聴きたかったのですが、製品版に向けて大幅な変更があるとの事で展示されていませんでした。残念。

Eletech

ELETECH Eclipse

今回のポタフェスのMVP機種。

5周年を記念したエントリーケーブル。イヤホンの特徴を大きく変えず、ふんわりとパワーを上げてくれるバランス型のケーブル。
リケーブルの難しいホロシンと相性がよく、エントリーとはいえかなり出来が良いです。
Eletechのコネクタ変換パーツのVersaを採用しており、2pinとMMCX(別売りですがpentaconnコネクタもあります)の両方に対応しています。同社が出している高級イヤーピースのBAROQUEも1ペア付属します。Eletechを堪能出来る内容になってます。

価格は2万円台前半を目指しているとの事です。
現地のスタッフの方いわく、日本のケーブル市場はこの価格帯以下が主流のようで、既存の顧客には感謝の意を、メーカーを知らない人にはEletechを知るきっかけになって欲しい機種の為、赤字価格で出すことを決めたそうです。

日本での販売数量は数十本らしいので、販売開始のアナウンスが来たら即購入する予定です(笑)
何か良いケーブルを欲しいと思っている方にぜひおすすめしたい1本です。

・・・と記事を執筆中に商品が販売開始されました(笑)
価格は19,900円。なんと2万切りました。


数万円クラスのケーブルを探している方は、ぜひチェックして見て下さい。



自分が行ったブース(一部)後編

Forte Ears

Forte Ears Macbeth

厚みのあるリッチで弾力のある豊かな低音が特徴的で、臨場感のある良いサウンドでした。

あとフェイスプレートが今まで見た中でトップクラスに綺麗でした!
価格は60万円台と、見た目と音質どちらもハイエンドイヤホンの風格があります。

どうやらForte EarsはEletechの方が立ち上げたブランドの様で、この機種用に作られたEletech製の特注ケーブルもありました。
なんとこのケーブル、本体のMacbethとほぼ同価格!合わせて100万越えです・・・

アシダ音響

ASHIDAVOX HA-ST12、HA-ST12/HD

新製品がたくさんありましたが、試聴時間が10分と短かったので気になったヘッドホンを2機種聴きました。

両方とも音質は良く、HDの方はさらに低音の迫力も増して重量感のあるサウンドでした。
HDの方はリケーブル対応モデルで、リケーブル出来るかどうかの差だけでなく、音質もそれぞれ異なるようです。

春頃発売予定で、価格は6000~8000円、HDは14,000~16,000円です。
このメーカーは想定よりも安いと感じる機種が多く、新機種も同様でした。
この価格帯のヘッドホンを探している方にはぜひチェックしてもらいたいです!

AZLA

AZLA HORIZON Ⅱ

少し前の商品ですが、聴いてなかったので試聴。

明瞭感があり、全体的にフラットでバランス良く聞きやすいサウンドです。
個性は薄めですが、18,000円弱なら中々優秀な機種だと思います。

FiR AUDIO

FiR AUDIO FR10

参考出展の機種。

音はけっこう好みでしたが、価格が6万を超えるとの事で、想定より高いなと感じました。

See Audio

See Audio Yume Ⅳ

Yumeシリーズ新作。前モデルは金属製シェルでしたが、初期の頃の樹脂製シェルに戻りました。
2BA。
柔らかく優しめの音でした。
日本での販売価格は31,550円。

FIIO

FIIO DM13

ポータブルCDプレイヤー。

子供の頃に主流だったポタオデ機器の一つ、ポータブルCDプレイヤーに現代の様々な技術が盛り込まれていて驚きました。
音は温かみがあり、アナログ的な雰囲気を大事にしていて解像度も高めでした。

今中国ではレトロ製品(+現代アレンジした製品)が流行っているようで、この製品もその一種のようです。
CDの入れ替えは、大容量メモリカードやサブスクが主流である今となっては面倒な作業ですが、入れ替えの際にレーベル面のデザインを見たり、外側からCDが回っているのを眺めたりと、

音楽をただ「聴く」だけでなはく、音楽を聴くまでの「プロセス」も楽しむ

という、音楽の楽しみ方は聴く以外にもたくさんあったということをこの製品は思い出させてくれました。
音楽のみならず、どのジャンルにも原点回帰の傾向があるように感じます。

Beat Audio

Beat Audio 試作ケーブル

夏のポタフェスでも聴きましたが、今回はTaurusで試聴。

カラーリングがとても良いです!
音質も前回と同じく、全体的にバランスよく底上げしてくれるイメージでした。

ただ、価格が6~8万?のようで結構高価格になるとのことです。

64 Audio

64 Audio Solo

今回のポタフェスでかなり印象に残った機種。

平面磁界ドライバー1基。

今回のポタフェスが初出ではなく、直近で販売開始されたイヤホン。
ポタフェス・eイヤホンで高価格帯の平面磁界イヤホンを数機種聴いたのですが、この機種が一番綺麗な音だと感じました。

どの音もバランス良く鳴り、ナチュラルでありつつほどよい深みも感じられ、聴き心地がとても良かったです。

結構人気が高まっているようで、今でも品薄状態になっています。

販売価格は239,800円です。

Meze Audio

Edifier

01 Diverse

MELODIC ARTIFICATION ALTER EGO

2日目の閉会間際に聴いた機種。会場に蛍の光が流れ始めたため満足に聴くことが出来ませんでした。
無念・・・

価格は約42万。(01 Diverseオンラインサイト)

ノベルティや配布物

TANCHJIMブースでのスクラッチくじで缶バッジが当たりました!
参加賞はマスクでした。(1枚目左下)
2日間参加すれば2回チャンスがあるので、浅野てんきちゃんのグッズが欲しい方は両日TANCHJIMブースに訪れましょう。

Eletechは事前情報にはありませんでしたが、5周年を記念して缶バッジを配布していました。(1枚目中央)
お気に入りメーカーのノベルティは嬉しいですね。

あと今回はCampfire Audioのノベルティがありませんでした・・・
(あったかもしれませんが、事前情報もなくスタッフさんも特に何も言わなかったのでないと判断しました。イヤホン筐体の保護ポーチを配っているのを見かけましたが、関係者のようでした。)
好きなメーカーなので何かしら欲しかったです・・・

今回のMUSINブースはノベルティが複数ありました。

いつものイベントログインポイントの景品(イヤホンメッシュポーチ)に加えて、iBasso製品、SHANLING製品の試聴感想をSNS投稿で前者は缶バッジ(てんきちゃん缶バッジの下)、後者はネックストラップ(M0Proのオプション品?)がもらえました。

イヤホンメッシュポーチは欲しかったカラーのワインレッドが当たってよかったです。

Edifierがノベルティにヘッドホンを配っている(くじの当たりとかではなく、なんと来訪者全員に)との情報があったので、2日目の午前中に行ってみましたがさすがに終わってました(笑)

それでもしっかりした生地のトートバックに柄の入ったアクリル板3種が貰えました!かなり豪華・・・

アユートのAZLAブースではイヤホンケーブルケースが配布されていました。

小型のイヤホン、ケーブルを多数所持している方には収納に便利なグッズです。

本当は1日目がケースで2日目がトートバックだったのですが、2日目のトートバックの配布終了後に、何故かケースと他メーカー(アユートブースのノベルティはかなり細分化されていました)のノベルティを再配布していました。

ちょうどそのタイミングに居合わせたので、ケース2個目&キーホルダーをゲット出来ました。
2日目のトートバックは手に入りませんでしたが、これはこれでラッキーでした。

まとめ

今回のポタフェス参加で、新たに気づけたことがありました。

・ポタフェス公式サイトの各メーカーの事前展示情報(展示機種、ノベルティ等)はあまり詳しく書かれていない。

→ほとんどのメーカーは毎回イベント直前にX(旧Twitter)、Instagram等で情報を発表するので、イベント数日前~前日にチェックするといいです。

・自分が知らないor名前は知っているけど聴いたことがないメーカーの機種を聴く

→Xだと自分の好きなメーカーだけ聴く人(私もそうでした)が多いですが、他のメーカーの機種も聴くといいです。
他社の機種を聴き比べることで、ある程度各メーカーの音作りの方向性を感じられるようになります。それで自分が好きなメーカーがここが魅力的なんだ!とわかるので一層製品に対する理解が深まります。

あと単純に新規開拓の意味合いもあります。
別のメーカーの機種の組み合わせだと自分の好みの音に近づいた!ということもあるので時間があればどんどん他社の機種も試してみましょう。
私の場合ですと名前しか知らなかったけど今回興味が沸いた!というメーカーは64 AudioとMADOOです。
(ポタフェスではないですが、MADOOはeイヤでTyp821を試聴して良い印象でした)

そうは言ってもたくさんありすぎて何を聴けばいいかわからない・・・という方もいると思うので、私がおすすめするのは以下の通りです。

・定番商品、ベストセラー、ロングセラーモデル、eイヤの売上ランキングの製品
・Xで流行、話題になっていた製品

ベストセラーの物はやはり売れるだけあって作りが良いと納得できるものが多いです。
あと流行の物は特徴があるものが多いので新規開拓につながりやすいと思います。

ただ逆もしかりで、ベストセラー・話題になっているけど別に普通かな?と思う機種も多数あります。
自分と世間の意見の擦り合わせをしていくことで、だんだん自分の理想のオーディオ環境が見えてくると思います。

・メーカーさんと直接話してみる

SNS上だと発信していない情報や偏った認識を違う視点で見るためにも、スタッフの方と話すことは大事だと思います。
製作に関して意識したところや何を目指したのか、ターゲットにしている層や業界事情など、知っておいて損はないですし、多角的な視点を持ち合わせることで自分の意思決定がより良いものになると思います。

・聴いた機種の感想をメモする

あとでどんな音だったか振り返ってみようと思っても、案外忘れてます(笑)
今回の記事作成が遅れた要因の一つでもあります。

簡単でもいいのでサラッとXやメモアプリ等で書いておけば思い出しやすくなります。

最後に小難しいことを言いましたが、簡単に言えば

もっともっとポタオデ楽しもうぜ!!です(笑)

ポタフェスに限らず、オーディオイベントが近くで開催される際はぜひ足を運んでみてください。

あと記事も出来るだけ早く書けるように頑張ります・・・

以上、ポタフェスのレポートでした。

コメント

  1. いぉ より:

    CAの新製品試聴できたの羨まし過ぎます…。
    次の投稿も楽しみにしてます!

    • ハクバード ハクバード より:

      >いぉさん
      コメントありがとうございます!
      CA製品が好きなので、ポタフェスや東京に行った際は出来るだけ試聴しています。
      クリアの方は樹脂筐体で、見た目もとても綺麗でした。
      日本での販売開始日はまだ未定ですが、おそらく来月か再来月辺りかなと思っています。
      もし試聴出来る機会がありましたらぜひチェックしてみて下さい!

      記事の更新遅くてすみません・・・
      ゆっくりですがしっかり記事を書いていきたいと思います。

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